台湾と日本を結ぶ冷凍枝豆

台湾産の枝豆

台湾と日本は文化的・経済的な結びつきが強いですが、お互いになじみ深いのは食文化も同じです。台湾料理は日本でも人気があり、家庭でも簡単に食べられる台湾まぜそばなども広く浸透しています。
台湾産の果物や野菜も日本に多く輸入されていますが、今回の出張では、枝豆の生産農場へ足を運び、秋作の収穫を視察しました。長年、日本の冷凍枝豆は台湾から多く輸入されてきましたが、1990年代以降中国やタイなどからの輸入が拡大しています。現在の台湾のシェアは約4割。台湾で生産されている枝豆の約9割が日本向けということで、大型の機械による収穫から急速冷凍の技術など、高品質な枝豆の生産現場を見ることができました。

しっかり実の詰まった枝豆
大型の機械で収穫

台湾スーパーに並ぶ冷凍食品

海外出張時には市場調査の一環として地元のスーパーを見て回るのも楽しみのひとつ。台湾では近年共働き家庭が多いため簡単に調理できる冷凍食品の売り場が拡大しているように見受けられました。日本の食材が手ごろな価格で売られていることも印象に残りました。今後、冷凍フルーツや冷凍野菜の市場拡大も期待できそうです。

1台湾ドル=4.5円(2022年12月現在)